教育相談だより 2「自分と向き合うということ」


⌚令和3年9月1日投稿

まだまだ暑い日々が続いています。オリンピックにおける日本チームの大活躍の裏では、新型コロナの勢いも収まるどころか増してきているように感じます。毎日のマスコミの感染者数の報道に不安な気持ちは拭い去れません。

そんな中で、周りの人たちとの人間関係を振り返ると、ややもするとちょっとしたことでイライラしたり、時にはキツイ言葉を投げかけたりしてしまいがちです。いつもは気にもならないことが無性に気になったりすることもあります。例えば車の運転をしていて他の車のちょっと荒い運転マナーにイラついて、気が付くと自分の運転まで荒くなったりすることもあります。そんなことが原因で事故を起こしたりしたら大変です。自分だけでなく他の人の大切な命に関わることになりかねません。

今回は自分と向き合うことをテーマにしました。中でも怒りとの付き合い方、そのコントロールのしかたについて考えてみましょう。人間は感情の動物です。喜怒哀楽の感情によって行動が大きく左右されます。また素晴らしい芸術も生まれます。今回のオリンピックの数々の場面にその感情のコントロールの必要性を感じさせられました。例えば体操の選手は試技に入る前に自分だけの決め事、ルーティンワークを持っています。目を閉じたり深呼吸したり、胸に手を当てて何かをつぶやいたり人それぞれです。あの動作こそが自分と向き合って気持ちを落ち着かせ集中力を高めていくプロセスなのです。過度の興奮状態では決して立派な演技はできないのです。

私たちの日常生活においても同じです。家族を含めて周囲の人が常に自分の思い通りの言動をすることはありません。いやむしろ思い通りにならないことの方が多いと思います。

そんな時にイラついたり、相手にキツイ言葉を投げかけたり、物に当たったりしがちです。そのようにならないために、以下のことをやってみてください。

 

(1)心の中でゆっくり10数える。

(2)ゆっくり鼻から吸って口から吐いて深呼吸を5~6回する。

(3)自分に向かって「大丈夫」と声をかける。

(4)今までの人生で楽しかったことを思い出す。

 

※どれか一つでも構いません。

※深呼吸する際は目を閉じてもいいです。

※深呼吸は吐く時間をできるだけ長くしてください。

 

 「他人は変えられないが自分と未来は変えられるし楽しい。」という言葉があります。ちょっとしたことで自分の気持ちが変えられると行動も変わります。そしてそれまで気づかなかった小さな幸せに気づき、他者への感謝の気持ちも生まれます。